OBD検査不要と表示された車両でOBD確認を実施した場合に制約はあるか

『OBD検査不要』と表示された車両※1でOBD確認を実施した場合は以下にご注意ください。

①OBDⅡの規格情報に基づく排ガス装置との通信のみを行い、安全系装置との通信は行われない
②J-OBDⅡ規制車(現WLTP-OBD規制車)またはディーゼル重量車J-OBDⅡ規制車以外であって、OBDⅡ規格が採用されていない車両の場合は、実行ボタンが押せない、「通信不成立」となる、または一部の通信ができない(例えば、レディネスコードが取得できない)可能性がある
③車両総重量3.5t以下のディーゼル車、EV車などの一部の車両ついては、実行ボタンが押せない

※1:「OBD検査不要と表示される車両」とは、以下に該当する車両です。
・検査適用日前のOBD検査対象車であって、型式指定から2年未満、初度登録から10ヶ月未満のもの
・OBD検査対象外車

(参考)
<J-OBDⅡ規制車(現WLTP-OBD規制車)>~車両総重量3.5t以下のガソリン・LPG車~
新型車:平成20年10月以降
継続生産車、輸入車:平成22年9月以降
<ディーゼル重量車J-OBDⅡ規制車>~車両総重量3.5t超のディーゼル車~
新型車:令和2年10月以降※2
継続生産車:令和3年9月以降※2

※2:車体の形状または車両総重量により適用時期が異なるが、適用のもっとも遅い時期を記載