整備工場におけるプレ運用のQ&A

今年10月からのOBD検査の開始にむけ、現在はプレ運用期間となっております。
整備工場で実際の車両を用いてプレ運用を実施することについて、これまでにいただいた質問に対する説明をまとめました。

※説明は、国土交通省から通達されている内容をもとにしています。詳細は通達をご確認ください。
  国土交通省ウェブサイト「OBD検査準備会合」から確認できます。
  →第1回OBD検査準備会合【参考資料1】『OBD検査プレ運用の実施について』(P1~P5)


Q1 プレ運用とは何をすればよいのですか?

A1 指定工場では、『OBD検査』と『OBD確認』の両方を実施していただき、それぞれの実施手順を習熟してください。
  本運用開始後に実施予定のある認証工場では、『OBD確認』を実施していただき、実施手順を習熟してください。

  ※プレ運用期間中は『OBD検査』は、車両受付はできても、適合/不適合の判定まで進めません。 (Q4をご覧ください)


Q2 OBD検査対象車の入庫がないのですが、対象車でなくても『OBD検査』『OBD確認』ができるのですか?

A2 できます。ただし、製作から一定年数が経過している車両等、できないものもあります。
  具体的には、以下の車両については車両受付を実施できない(車両入力時にエラーとなる)、または車両との通信が行えない場合があります。
  ・並行輸入自動車(型式が「不明」または型式の前後に「ハイフン(-)」があるもの)
  ・試作車、組立車
  ・初度登録年月(軽自動車は初度検査年月)が平成22年8月以前の車両
  ・排ガス規制を受けない車両(EV、FCV等)

  また、プレ運用期間中は『OBD検査』は、車両受付はできても、適合/不適合の判定まで進めません。(Q4をご覧ください)


Q3 『OBD検査』『OBD確認』を何回以上実施すればよいのですか?

A3 回数にきまりはありません。習熟に十分な回数を実施してください。


Q4 『OBD検査』を行ったが適合/不適合の判定まで進めません。どうすればよいですか?

A4 プレ運用期間中は、『OBD検査』の法令適用前であるため、アプリで「検査要否確認」を行うと「OBD検査不要」である旨の応答となり、
  適合/不適合の判定まですすめません。
  完成検査時の『OBD検査』実施の習熟については、車両の原動機の状態やデータリンクコネクタの確認等それ以外の手順を実施するとともに、
  アプリの操作方法の習熟のために、完成検査とは別の機会において、『OBD確認』を実施してください。
   
  ※詳しくは、国土交通省から通達されている内容をご確認ください。
    国土交通省ウェブサイト「OBD検査準備会合」から確認できます。
    →第1回OBD検査準備会合【参考資料1】『OBD検査プレ運用の実施について』(P4)


Q5 『OBD検査』は行いましたが、『OBD確認』も実施したほうがよいのですか?
A5 A4のとおり、『OBD検査』では判定まで進むことはできないため、検査とは別に『OBD確認』も実施し、アプリの操作方法を習熟してください。
  『OBD確認』であれば、一部の車両(Q2をご覧ください)を除き、適合/不適合の判定まで進めます。

  ※詳しくは、国土交通省から通達されている内容をご確認ください。
    国土交通省ウェブサイト「OBD検査準備会合」から確認できます。
    →第1回OBD検査準備会合【参考資料1】『OBD検査プレ運用の実施について』(P5)